BAMとは
Business Activity Monitoringの略。業務管理手法の1つで、2001年に調査会社である米国のGartnerによって提唱された。業務プロセスを可視化することで、業務の進行状況や効率性のモニタリング(監視)だけではなく、問題の検知やアラートを行うための手法、およびそのためのツールを指す。
例えば、BAMでは業務システムで処理を行うときに、「どの処理にどの程度の時間を費やしているか」「目標時間はオーバーしていないか」などをリアルタイムに監視。販売管理システムなら「在庫確認はできているか」「受注件数はどうなっているか」などを常にウォッチする。そうして得たデータを可視化することで、組織にとって「適切なタイミング」で「適切な対策」を講じることが可能になる。また、蓄積されたモニタリングデータは、ビジネスプロセスの見直しや再設計にも有効な情報となる。
こうしたBAM向けのミドルウェア製品は、2004年後半から相次いでリリースされており、将来的には自動的コンピューターによる自動制御、あるいは自動修正システムに進化することを望む声もある。