BPRとは
Business process reengineeringの略。ビジネスプロセスを見直し、抜本的に再設計(リエンジニアリング)する手法。業務改革のことをいう。社内の業務プロセスを改革し、ビジネスプロセスを最適化するために、社内の無駄や不合理を省き、コスト削減と効率化を図るのが狙いだ。1990年にマサチューセッツ工科大学(MIT)のマイケル・ハマー教授が提唱した概念である。
分析手法には以下の2つの方法がある。
(1)活動基準原価計算「ABC(Activity Based Costing)」
「活動(Activity)単位」に業務プロセスを分類して、それぞれのコストを算出する方法。情報システムによって、活動を構成する作業が抜本的に刷新されれば、コスト削減効果を数値化することができる。
(2)バランスド・スコアカード「Balanced Scorecard(BSC)」
企業が持つ4つの視点(業績プロセスの視点、顧客の視点、財務の視点、成長・学習の視点)がどのように企業の業績やビジョンに影響を与えているかを可視化する業績評価(マネジメント)システム。
BPR導入のメリットは、業務フローの把握と従業員、顧客満足度の向上に集約される。政府の「働き方改革」が掲げる長時間労働の解消、ワーク・ライフ・バランスの実現、柔軟な働き方への環境整備による労働力の確保を実現するBPRは、最も効果的な手法となる。
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