ブロードキャストドメインとは
ブロードキャスト(一斉同報通信)できるネットワーク範囲のこと。ホスト同士がルーターを使わずに通信できる範囲、または「ARP(アドレス解決プロトコル)」要求が届く範囲ともいえる。
スイッチやブリッジにはブロードキャストドメインを分割する機能はないので、ブロードキャストを流さないようにするにはルーターが必要となる。ブロードキャストが多発するとネットワークの負荷が増大するため、ルーターの適切な配置により調整するのが一般的である。
ただし、スイッチでも「レイヤー2スイッチ(LANスイッチ)」や「レイヤー3スイッチ」が持つ、「VLAN(仮想LAN)」機能を使うとネットワークの物理的な構成にとらわれず、ブロードキャストドメインを論理的に区切ることが可能だ。
一般的に「Ethernet」におけるネットワークとは、このブロードキャストドメインのことを指す。