2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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勘定系システム

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : かんじょうけいしすてむ

勘定系システムとは

口座や融資の残高管理、預金額や融資額に対する利息計算など、銀行の勘定処理を実行する業務システムのこと。勘定系システムにはオンラインとオフラインの2種類のシステムがあり、2つが並行して稼働している。

オンラインシステムは、ネットワークを通じてコンピューターと接続された端末を使用し、瞬時に業務サービスを提供する。オンラインシステムの代表例は、ATM(現金自動預け払い機)で、現金を引き出したり預け入れたりするたびに口座残高を更新するシステムだ。

オフラインシステムは、ネットワークを介さずにコンピューターで業務処理を行い、後で業務サービスを提供する。コンピューターにデータをまとめて読み込ませるため、「バッチ処理」とも呼ばれる。オフラインシステムの代表例は、クレジットカードの利用代金や公共料金などを、複数の預金者の口座から一括して引き落とし、残高を更新するシステムだ。口座の引き落とし処理を「センターカット」と呼ぶ。預金者の口座から引き落とした金額は、クレジットカード会社などの口座に加算する。

勘定系システムは、オンラインやセンターカットの処理内容と残高更新の履歴を一括管理している。預金者がATMで記帳の処理をすると、履歴を通帳に記入する。

オンライン処理をほぼ24時間連続して実施し、オンライン処理と並行してバッチ処理をこなしているため、勘定系システムは極めて高負荷状態で稼働している。

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