キャッシュレス決済
クレジットカード、電子マネー、口座振替を利用し、現金(紙幣・硬貨)を使わずに支払いや受け取りを行う決済方法のこと。2018年4月、経済産業省は2025年までにキャッシュレス決済を40%まで引き上げる「キャッシュレス・ビジョン」を策定し、キャッシュレス決済の普及を促進している。
2019年10月、消費税率が10%に引き上げられたことに伴い、登録加盟店でキャッシュレス決済をすると、購入価格の2%分(コンビニエンスストアなどのフランチャイズチェーン店)、または5%分(中小規模事業者の店舗)のポイントが還元される「ポイント還元制度」が実施された(9カ月間の期間限定)。この施策により、キャッシュレス決済の普及が押し上げられたともいわれている。
政府の後押しや、キャッシュレス決済事業者のキャンペーンなどの影響により、キャッシュレス決済ができる店舗は増えているが、キャッシュレス決済ができない店舗もまだ多数存在する。また、セキュリティ面の不安から「安心感が持てない」「リスクを感じる」という声も根強くあり、「設備投資に費用がかかる」「面倒で対応しきれない」などの理由で導入を見送る店舗も少なくない。