CDP
CDPとは、「Customer Data Platform」の頭文字を取った略語で、日本語では「顧客データ基盤」と訳される。CDPは顧客一人一人の個人データを収集し、管理・分析して活用するためのプラットフォーム(基盤)のこと。また、それを実現するためのシステムのことを指す。
アメリカのCDP協会によると、主に次の特徴を持っているとされる。
(1)パッケージソフトであること
(2)あらゆるデータを統合し、任意の期間で活用できる顧客データベースであること
(3)ほかの分析システムやマーケティングツールからのアクセスが可能であること
CDPにより、社内のさまざまな部署や従業員などが保持する顧客データを統合することで、自社の顧客の特性を分析できるようになる。また、社内だけではなく、外部から提供されるデータも統合して管理できるというメリットがある。匿名データではなく、特定の顧客データを蓄積して分析することで、より効果的に顧客サービスの向上や新しいソリューション提案などにつなげることが可能となる。