Compute Cardとは
クレジットカードサイズの超小型パソコンのこと。Intelが提唱するコンピューターソリューションの新たなプラットフォームである。CPU、ストレージ、メモリー、グラフィック機能、無線機能など、パソコンの基本性能をすべて搭載している。専用のドッキングベイやCompute Cardスロットを備える対応機器に装着して使用する。基本的にOSは付属しておらず、別途必要となる。
Compute Cardは、デスクトップパソコンとして使うほか、家電製品のインターネット接続やアプリ連携などの機能のアップグレードする、学校のパソコン環境を快適するなどの機能が1枚で完結できるのが魅力である。
2017年5月、Intelは台湾で開催されたICT機器の展示会「COMPUTEX 2017」の基調講演でCompute Cardのデモンストレーションを実施した。2018年1月、日本でも店頭販売がスタートしている。
企業では、デジタルサイネージ、一体型パソコン、スマートテレビなどのデバイスの可能性を広げられる。また、資産管理の簡素化や保守性など、さまざまなメリットもある。コンシューマー分野だけでなく、工業用途や車載用途など、幅広い分野への展開が期待されている。