データガバナンス
企業などの組織において、データの品質、整合性、セキュリティ、利用に関する方針と管理プロセスを明確に定義し、組織全体で実行する枠組みをデータガバナンスと呼ぶ。
ガバナンス(統治)という言葉が示すように、データガバナンスではデータに関するポリシーやルールを策定し、データ所有者や利用者の役割を明確に定義する。また、コンプライアンス遵守を徹底するだけでなく、アクセス制御や監査体制の整備も行う。さらに、これらの活動を継続的にモニタリングし、必要に応じて改善していく取り組みも不可欠となる。
データガバナンスを適切に実施することで、データの信頼性が向上するだけでなく、データ漏えいや誤用によるリスクを低減し、業務効率化にも繋ながる。加えて、組織資産であるデータの価値を最大限に引き出すことで、迅速かつ自由度の高い意思決定を可能にする。
近年では、組織内部にとどまらず、サプライチェーンや国際取引におけるデータガバナンスの重要性も増している。また、データガバナンスの構築・運用に不可欠なデータアーキテクトといった専門人材への注目も高まっている。
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