データ移行とは
システムの刷新や企業の経営統合などに合わせ、旧システムのデータを新システムに移行する業務。売り上げデータなどの更新系ファイルや商品コードなどのマスターファイルを移行する業務も含む。
データ移行については、以下の4種類に分類される。
(1)ストレージ移行
異なる種類のストレージ、フォーマット、コンピューターなどの間でデータを転送する場合。一般的にはほぼ自動化されている。
(2)データベース移行
データベースソフトを変更する場合や同じソフトウェアでもバージョンアップする場合。データフォーマットが変わる場合には変換が必要となる。
(3)アプリケーション移行
アプリケーションベンダーを変更する場合。独自のデータモデルを使用しているため、変換は必須となる。
(4)ビジネスプロセス移行
ビジネスプロセス管理ツールを変更する場合(企業の合併や組織変更など)。データ、データベース、アプリケーションの変更が必要となる。
最近では、「データ移行」は携帯電話の機種変更などにもよく使われる言葉となっている。