ディレードオンライン処理とは
「トランザクション処理(データの検索や更新)方式」の1つ。端末からトランザクションの要求が発生してもすぐには処理せず、一定量あるいは一定時間分を蓄えてから処理する一括処理システムをいう。「ディレードオンライン処理」に対して、トランザクションが発生すればリアルタイムで順次処理を行う方式を「オンライントランザクション処理」と呼ぶ。
ディレードオンライン処理は、トランザクションを待ち行列に登録し、ある要求を特定のルールに従って一括処理する。必ずしもリアルタイムに処理を行わなくてもいいシステムで多用されるため、CPUの処理負荷を平準化し、システムの運用性の向上を図ることができる。
一方、オンライントランザクション処理は、待ち行列に要求が入っていれば、優先度の高い要求から順に取り出して、リアルタイムで処理を行うためホストコンピューターと端末の間で、データの整合性を保つことができる。オンライントランザクション処理の代表的なものに銀行のATMなどがある。