分散データベースとは
ネットワーク上に複数存在するデータベースを、1つのデータベース管理システムが制御する形態のデータベースのこと。
具体的には、工場、支社、店舗など複数の場所にデータベースを分散して業務を統合する方式。こうすることによって、集中管理したデータベースにアクセスするよりも、通信負荷の軽減、パフォーマンスの向上などのほか、1つのデータベースに障害が発生しても全体の機能が失われないというメリットもある。
デメリットとして、分散データベースでは関連したデータが別々のデータベースに配置されるため、一時的とはいえデータ間の矛盾が発生することがあげられる。
「データベース管理システム(DBMS)」製品は、分散しているデータベース間で同期をとり、一斉にデータを更新する「2相コミット」や、非同期で関連データを複製・更新する「レプリケーション」などの機能を備えているが、一時的に各DBMSが更新したデータ間に矛盾が発生することから、在庫引き当てなど即時性が不可欠な用途には適さない。
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