DNS
「Domain Name System」の頭文字を取った略語。インターネット上の住所であるドメインと、コンピューターなどの端末の住所であるIPアドレスとをひも付け、管理・運用するために開発されたシステムを指す。0~255の四つの数字で構成されるIPアドレスを、「www.otsuka-shokai.co.jp」のような分かりやすい文字列に変換してくれる。なお、IPアドレスは、従来のIPv4方式に加え、利用できるIPアドレスが約340澗(かん)まで拡大されるIPv6方式の導入が進んでいる。
DNSサーバーには、IPアドレスにひも付くドメイン情報が蓄積されている。例えば「www.otsuka-shokai.co.jp」というドメイン名を入力すると、DNSサーバーへの問い合わせを行い、そのドメイン名とひも付いたIPアドレスを検索してアクセスする。DNSサーバーにアクセスすることで、ドメイン名からIPアドレスを検索したり、 メールアドレスから送信先のメールサーバーを特定したりできるようになる。DNSサーバーが停止すれば、ドメインを使用したWebサイトの閲覧やメール送受信などができなくなるため、DNSサーバーの最上位にDNSルートサーバーを配置し、階層化・分散化して処理や管理が行われている。