2019年10月 7日公開

IT用語辞典

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ドローン

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : どろーん

ドローンとは

無人航空機の総称。ドローンの語源には2説あり、一つは飛行の際の「ブーン」という音が蜂を連想させることから、英語で「雄蜂」を表す「drone」と呼ばれるようになったというもの。もう一つは1930年代後半から、無線で操縦される軍事用無人飛行機のことをドローンと呼んでいたというものである。

民間用ドローンとして初めて登場したのは2010年、フランスのパロットが発表した「AR Drone」である。四つの回転翼と自動制御機能を搭載。また、iPhoneを使って操縦できることも世界に衝撃を与えた。ラジコンのヘリコプターが操縦者による操作が必要不可欠であるのに対し、ドローンは操縦者による操作だけではなく、プログラミングによる自律航行もできることが大きな違いである。

2010年代に入ってから注目を集めたドローンだが、その歴史は古く、しかもGPS(全地球測位システム)などの最先端技術も搭載している。また、画像データの収集をはじめ、カメラやCPUなどのさまざまな機器を取り付けることにより、多種多様なデータ収集や分析ができる。今後は荷物の運送をはじめ、災害時の人命救助、スポーツやイベントの撮影などの分野で活躍が期待されている。