EIPとは
Enterprise Information Portalの略。企業内のデータベースを参照したり、業務に必要なアプリケーションを利用したりできるシステム。「企業情報ポータル」「CP(corporate portal)」「EP(enterprise portal)」とも呼ばれる。
現在、多くの企業がイントラネットで社内の情報ネットワークを構築しているが、仕事に必要な情報が社内のいろいろな情報システムに分散していることも多く、必要なときにすぐに探したり利用したりできないことも珍しくない。EIPはそうした不便さを解消するために誕生したもので、企業が持つ情報や各種ツールへの入り口の役割を果たす。もちろん、役職や職種によって見られる情報を変えるよう設定したり、人によって画面の内容を変えたりすることも可能。パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器からも利用できる。
社内ポータルサイトは会社の情報共有を大きな目的とするため、どうしても一方通行の情報提供サイトになってしまいがちだった。そこで、インナーコミュニケーションの活性化につながるようにと、最近では「チャットワーク」や「Slack」など社内コミュニケーション用の情報共有ツールを組み込むケースが増えている。