eSIMとは
Embedded Subscriber Identity Moduleの略。Embeddedは「組み込み」の意味で、sSIMはリモート操作で通信事業者の切り替えができる組み込み用SIM(Subscriber Identity Module)のことを指す。
eSIMの仕様は、GSMA(GSM Association、携帯電話関連企業の業界団体)により、大きく分けて「M2M(Machine to Machine)モデル」と「コンシューマーモデル」の2つが策定されている。
従来のSIMとの違いは、eSIMはユーザー自身が手軽に契約情報を書き換えることができる点だ。契約者情報は、ネットワーク経由でダイレクトに変更することができるので、SIMの抜き差し不要で簡単に通信キャリアを切り替えられる。海外でスマートフォンを使用する場合、現地通信事業者の安価な回線を利用できるので、通信コストの最適化が図れる。
また、通信機能搭載の製品を輸出する場合、国ごとに通信モジュールやSIMを個別に搭載する必要がなくなるので、国や地域、用途によらず製品仕様を共通にすることができ、在庫管理の効率化が図れる。