イーサリアムとは
インターネット上で流通する仮想通貨。仮想通貨単位イーサを運用するためのプラットフォームと、開発プロジェクトの総称。2013年にロシアのビタリック・ブテリンが考案し、2015年に正式にリリース後、アップデートが行われている。
イーサリアムは、ブロックチェーンを活用してスマートコントラクトを構築するプラットフォームだ。イーサリアムのスマートコントラクトは、金融当局の規制を受けずにP2Pネットワークを通じて相手と直接取引でき、不動産や信託などの分野で応用が可能なため、世界的に注目を集めている。
スマートコントラクトとは、仲介業者不要の自動取引・決済システムのことで、取引で行われる契約を自動的に実行・保存していく機能がある。過去に交わされた契約の経緯や権利譲渡などの契約内容を、半永久的に保存することが可能だ。すべての契約内容は、分散型ネットワークであるブロックチェーンに書き込まれ、世界中の誰もがいつでも内容を精査・監査できる。不特定多数の人の目に常時さらされるため、偽造・改ざんが困難である。
2017年にイーサリアムのビジネス活用に向けた企業連合「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」が、JPモルガンやマイクロソフトなどの大手金融機関やIT企業などによって設立された。2018年にはイーサリアムのインフラ整備や分散型アプリケーション「DApps」の開発・普及を後押しする「イーサリアム・コミュニティー・ファンド(ECF)」が創設されている。
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