フレキシブルワーク
時間や場所にとらわれず、柔軟に働ける働き方をフレキシブルワークという。テレワーク、フレックスタイム制、時短勤務、週休3日制などの働き方を指す。近年、ワークライフバランスへの注目が高まり、若い世代を中心に働き方の自由度が求められる傾向にある。労働条件の優先事項にフレキシブルワークを挙げる人も増えている。育児や介護をする人にとっても、仕事と家庭を両立しやすいメリットがある。働く場所を選べたり、通勤時間を削減できたりすることが、モチベーションや生産性の向上にもつながる。
フレキシブルワークは主にIT企業のソフトウェア開発、一般企業のカスタマーサポートや営業職、クリエイティブ職など、場所や時間に縛られない業務に適している。オンラインで授業ができる教育、研修関連の業務にも向く。
柔軟に働けるフレキシブルワークだが、労働時間ではなく成果で評価することも多いため、成果管理が重要になる。対面のコミュニケーションが減るテレワークなどでは、チームの連携不足や孤立が起きる可能性もある。そのため企業は、業務の成果を数値化しやすい管理ツールを導入したり、オンライン会議ツールで定期的なコミュケーションの場を作ったりといった工夫をしている。
人材確保の必須条件として、多様な働き方が実現するフレキシブルワークは今後さらに望まれる。