メッセージ連携とは
分散したアプリケーションプログラム間で、データや処理要求などを「メッセージ」として交換することで、分散システム上で動作する複数のアプリケーションを非同期に連携させるための仕組み。
最大の利点は、一方のアプリケーションの実行状況によって他方のアプリケーションの実行状況やユーザーの操作が束縛されないことにある。複数の分散プログラムを同期させて処理する必要がないので、システムやネットワークの負荷を軽減できる。したがって、連携するアプリケーションの数が多い大規模分散システムや、不安定な回線を使用するモバイルシステムなどに適している。
その仕組みは、要求元のアプリケーションがミドルウェアに対してメッセージを送信すると、仲介役であるミドルウェアが、そのメッセージをキューに蓄え、届け先アプリケーションの都合のいいときにメッセージを処理できるようにするというもの。メッセージ連携用ミドルウェア製品は、メインフレームやUNIX、WindowsなどのOSに対応しているため、異機種間の連携システムでも比較的容易に構築できる。
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