ギガビットイーサネットとは
通信速度が1Gbps(=1000Mbps)のイーサネット規格の総称。コンピューターの機能向上やネットワークの普及により、従来の100Mbpsのイーサネットより広帯域のネットワークが求められるようになり、IEEE(米国電気電子技術者協会)が標準化を進め、1998年6月に仕様が固まった。
ちなみに「イーサネット」とは、有線LANで最も使用されている技術規格を指す。そのため、一般にイーサネットというときは、ほぼLANケーブルのことを指している。一方、ギガビットイーサネットには、UTPケーブル(一般的なイーサネットケーブル)を使用する1000BASE-Tや、光ケーブルを使用する1000BASE-LX、1000BASE-LHなど幾つかの規格がある。
2002年にはギガビットイーサネットの10倍の速度を誇る10ギガビットイーサネットの標準化が完了し、2011年にはそれを上回る40ギガビットイーサネットの標準化が完了した。今後もイーサネットの高速化が進むものと予測されている。