ジンバルとは
1つの軸を中心に物体を回転させる回転台のことで、デジタルカメラやスマートフォン、ドローンで動画を撮影するときに手ぶれを補正する機材のこと。
歩きながら動画を撮影するとどうしても画面がブレやすい。ブレを補正する装置として、おもりを使ってブレを防止させるスタビライザーがあるが、重い上にブレの軽減効果もやや低い。そこで考えられたのがジャイロセンサーで傾きを感知してブラシレスモーターで制御するジンバルである。ジンバルを使うと、外部からのあらゆる回転の影響を受けずに、プロ並みの安定したスムーズな映像を撮影することが可能である。
ジャイロセンサーの高機能化やブラシレスモーターの小型化、技術革新による低価格化が進み、もともとはプロ向けであったものが数万円の手軽な価格で購入できるようになった。スマホ用モデル、デジタル一眼カメラの対応モデルやヘルメットに装着するウェアラブル型もある。
ジンバルのメーカーは、ドローン技術を生かした「DJI」のほか、「Feiyu Tech」や「Zhiyun」などの中国メーカーが多い。