2022年 6月20日公開

IT用語辞典

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ガバメントクラウド

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : がばめんとくらうど

ガバメントクラウド

ガバメントクラウドとは、政府や地方自治体などの情報システムについて、共通の基盤で提供されるクラウドサービスの利用環境のこと。ガバメントクラウドの活用により、行政サービス全体のデジタル化を推進し、利便性の高いサービスを提供・改善していくことが目的とされている。

政府は2025年度末までに、すべての自治体が住民票や地方税、各種保険、児童手当など、標準的な17の業務システムをガバメントクラウドに移行する方針である。現状では、各自治体が、独自の業務システムを開発・運用しており、自治体ごとにシステム要件が異なるため、次のような課題がある。
(1)制度改正などによるシステム改修で、各自治体の人的・金銭的負担が大きい
(2)各自治体により情報システムの差異が大きい
(3)住民サービスの向上の取り組みを、迅速に普及できない

ガバメントクラウドには主に、次のようなメリットがある。
(1)サーバー、OS、アプリを共同で利用することによるコスト削減
(2)情報システムの迅速な構築と柔軟な拡張が可能
(3)データ移行が容易になり、データ連携が容易になる
(4)個別にセキュリティ対策や運用監視を行う必要がない

ガバメントクラウドのうち、各自治体が利用するクラウド事業者やクラウド環境については、的確な対策を講じ、高いセキュリティを確保するとしている。

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