HDMLとは
Handheld Device Markup Languageの略。携帯電話やPDA、腕時計などの、画面が小さくて帯域や入力機器が限られた端末で使われるマークアップ言語のことをいい、auの携帯電話で利用できる「EZweb」で使われている。同じ携帯端末向けの記述言語であるCompact HTMLとの互換性はない。
パソコン向けのマークアップ言語であるHTML(Hypertext Markup Language)と文法が似ているが、HDMLでは1つのページをカードという単位で扱い、データは複数のカードをまとめたデッキ単位で送受信されるため、複数のページを同時に読み込み、通信ができない場所でもキャッシュでページの移動ができ、転送回数を減らす利点がある。
HDMLは、エリクソン、モトローラ、ノキア、Uオープンウェーブが設立した「WAP Forum」が策定した「WML(Wireless Markup Language)」のベースになった言語で、「WAP」と呼ばれる携帯電話向けインターネットに利用されている。
2008年6月以降は、HDML対応の「EZweb@mailコース」端末からEZwebが利用できなくなっており、サポートも打ち切られている。