HTTP/2とは
Hypertext Transfer Protocol version 2の略。World Wide Webで利用されるHTTPのバージョンの1つ。WebサーバーとWebクライアントの間でデータの送受信を行うときに用いられるプロトコル(通信規約)であり、通信の多重化やデータの圧縮を図ることで、データを高速転送できる。HTTP/2の主な機能には、ストリームの多重化、ストリームの優先度、ヘッダー圧縮、フロー制御などがある。
「Hypertext Transfer Protocol Bisワーキンググループ」は1999年6月、「RFC 2616」としてHTTP/1.1を規定した。しかし、動画などのコンテンツの増加や、スマートフォンなど携帯端末の普及によるデータ通信量の増大などにより、HTTP/1.1ではプロトコルレベルでの制約が多くて限界があると考え、2015年5月に「RFC 7540」として16年ぶりの改訂となった。
HTTP/2は、現在は「Chrome」「Internet Explorer」「Microsoft Edge」「Firefox」「Opera」「Safari」などのWebブラウザーや「Facebook」「Twitter」などの主要な「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」に採用されている。