ヒューマノイドロボットとは
ヒューマノイド(Humanoid)は、「human(人)」と「接尾辞oid(のようなもの)」の合成語。人間そっくりの生物や「人型ロボット」などをいう。ギリシャ語の「andro(人)」と「oid」を組み合わせた「アンドロイド(android)」は人造人間を指すのに対して、ヒューマノイドは造られた存在だけでなく、自然発生した人間に似た生物にも用いられる。
ヒューマノイドロボットは、その実用化に向けた研究・開発が大学や研究所で進んでいる。香港のハンソン・ロボティクスが開発し、史上初の市民権を得たヒューマノイドロボット「ソフィア」をはじめ、日本でもおなじみのホンダ「ASIMO」、通商産業省の「人間協調・共存型ロボットシステム」研究開発事業で2003年に開発された「HRP-2」などの二足歩行ロボット、車輪によって移動する「Pepper」、バイクの操縦に特化した「MOTOBOT」、NASAの「ヴァルキリー」、チェスを指す「REEM」、小型ヒューマノイドロボット「Nao」など多種多彩な種類がある。
ヒューマノイドロボットが出場する競技大会には、「DARPAロボティクス・チャレンジ」や「ロボカップ」「ROBO-ONE」などがある。ちなみに、映画『ロボコップ』のロボコップはサイボーグ、映画『ターミネーター』のT-800はアンドロイドだ。