2019年 2月 4日公開

IT用語辞典

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IETF

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : あいいーてぃーえふ
英語正式表記 : Internet Engineering Task Force

IETFとは

Internet Engineering Task Forceの頭文字を取った略語。インターネットで利用される技術の標準化を推進する任意団体の一つ。IETFが標準化しているプロトコルとしてはTCPやIP、HTTPなどがある。

コンピューターを相互に接続するため、共通の技術仕様の策定について議論するグループから発展したもので、研究者や技術者が個人的な立場で参加する。多くのワーキンググループを持ち、議論の多くはメーリングリストで行われ、メンバーが一堂に会して議論するミーティングは年3回開かれる。ワーキンググループによって作成された仕様は、「RFC」と呼ばれる文書によって公開される。

IETFの仕様は、ISO(国際標準化機構)などが定める国際規格とは性格が異なり、仕様を細部まで固めずに緩く定め、相互接続の実験や実運用を通して仕様を実装する「Rough Consensus and Running Code」という考え方で行われている。