2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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IFTTT

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : いふと
英語正式表記 : IF This Then That

IFTTTとは

IF This Then Thatの略。「イフト」と呼ばれる。アプリやWebサービス、ネットワーク接続できるIoT製品を連携するプラットフォームのこと。米国の同名の企業が2010年12月に提供を開始した。

例えば、「もし(IF)、○○からのメールに(This)、添付ファイルがあれば(Then)、リストに入れる(That)」や、「もし(IF)、投稿された写真が(This)、自社製品であれば(Then)、保存する(That)」のように、TwitterやFacebook、Gmail、InstagramなどのさまざまなWebサービスを連携して1つのサービスにする。

プログラミングは不要で、「IF、This、Then、That」をつなぎ合わせるプラットフォームや、アクセス許可、フィルターの条件などを指定するだけ。この設定を「アプレット」という。おすすめアプレットも用意されているので、手軽にカスタマイズも可能だ。これまで手動で行っていた作業を、プログラミングなどの手間をかけることなく、誰でも簡単に操作できるIFTTTを使って、自動処理させることができるのである。

IFTTTは、自作したアプレットを自社サービスや製品に組み込める2階層のプラットフォームとして「Partner」と「Partner Plus」を有料で提供している。また、さらに強力な3階層のプラットフォームとして「Maker」を無料で提供し、一般ユーザーでも開発者として登録できる。企業が提供するAPIやJavaScriptフィルターを組み込めば、高機能なアプレットも作れる。
例えば、AmazonのAI音声アシスタントAlexaのAPIを使って「朝、Alexaに話しかけると、部屋の明かりを点け、掃除ロボットを稼動させる、洗濯を始める」のように複数のIoT製品を連携する多出力アプレットが作れる。