2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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IIOP

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : あいあいおーぴー
英語正式表記 : Internet Inter-ORB Protocol

IIOPとは

Internet Inter-ORB Protocolの略。GIOP(General Inter-ORB Protocol)をTCP/IP環境に適合させたORB(Object Request Broker)間の通信プロトコルのこと。ORBは、IIOPを介し、ネットワーク上の異なる機種に分散して存在するプログラム間でのデータのやりとりや処理要求などのメッセージを仲介する。つまり、分散配置されたソフトウェア部品同士が、機種の違いやプログラミング言語の違いを超えて、互いにデータの受け渡しをしたり、処理を依頼したりすることができるようになる。

ORBは、分散オブジェクト技術の標準を定めたCORBA(Common Object Request Broker Architecture)3.0の仕様の一部で、業界団体であるOMG(Object Management Group)が仕様を策定している。CORBAでは、ORBがプログラミング言語、プラットフォーム、ネットワークプロトコルの違いを吸収し、さまざまなソフトウェアコンポーネントを接続して通信する基盤を実現する。プログラミング言語を意識することなく、メソッドの呼び出しができる。

ORB同士が通信する際は、下位の通信環境に依存しない汎用のGIOPを使用する。GIOPは、TCP/IPのような特定のネットワークプロトコルではなく、異なるシステム間における相互運用性を実現するために、すべてのベンダーがサポートするトランスポートに定義されたプロトコルである。最も幅広く利用されている通信トランスポートプラットフォームのTCP/IPの上でGIOPを標準化する。