2020年11月 2日公開

IT用語辞典

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社内SNS

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : しゃないえすえぬえす

社内SNS

社内のコミュニケーションを活性化したり情報共有の効率を向上させたりするためのSNS(Social Networking Service)のこと。総務省の「平成30年版ビジネスICTツールの利用状況」によると、日本の社内SNSの導入状況は23.5%。50%を超えるアメリカやイギリスと比較すると遅れているが、昨今働き方改革や新型コロナウイルス感染拡大防止などによりテレワークが注目され、大企業だけではなく、中堅・中小企業やベンチャー企業などでも導入する動きが顕著になっている。

社内SNSの代表的な機能は、次のとおり。グループウェアが業務効率の向上を目的としているのに対し、社内SNSはコミュニケーション機能に重点が置かれていることが多い。
(1)チャット機能
文字によるやりとりや音声による会話などでコミュニケーションができる。メールより手軽にメッセージを送信でき、絵文字やスタンプなども送信できる。
(2)グループ機能
メンバー間でチャットを行うことができ、グループ内で情報共有やスケジュール調整などもできる。
(3)ファイル共有機能
文書や動画などのさまざまなファイルを共有でき、相互にファイルの更新などが行える。

また、社内SNSのメリットとして、堅苦しさがなく情報を発信しやすいため、主に次のような効果が期待できる。
(1)社内のコミュニケーションが活性化する
(2)社員のモチベーションがアップする
(3)社内の働き方改革につながる
一方で、デメリットとして主に次のようなことも挙げられる。
(1)仕事とプライベートの境界が曖昧になる
(2)無駄なコミュニケーションが増えるリスクがある
(3)効率よく活用しないと費用対効果が小さくなる可能性がある