2025年 9月16日公開

IT用語辞典

インバウンドマーケティング

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : いんばうんどまーけてぃんぐ
英語正式表記 : Inbound marketing

インバウンドマーケティング

ブログ、SNS、ホワイトペーパーなどを通じて有益な情報を発信し、顧客の自発的な関心を引きつけるマーケティング手法をインバウンドマーケティングという。従来のプッシュ型の営業と比べ、顧客との良好な関係を築きやすく、購買意欲の高い見込み客を獲得できる可能性が高まる。

一度制作したコンテンツは資産となり、時間が経過しても検索を通じて集客効果が持続する。広告のように継続的なコストを必要とせず、長期的な視点で見ると費用対効果が高いマーケティング手法といえる。ただし、効果が出るまでに時間がかかるため、短期的な成果を求める場合には適していない。質の高いコンテンツを継続的に制作する必要があり、人的リソースや制作コストもかかる。競合他社との差別化を図り、戦略的な運用と長期的な視点が求められる。

インバウンドマーケティングは主に、BtoB企業やIT企業、特にSaaS企業において効果的に活用される。教育、ヘルスケア、不動産など、顧客が情報収集を重視する業界でも成果をあげている。BtoCの分野においても、例えば化粧品や食品業界で、ユーザーの悩みや疑問に寄り添うコンテンツが、購買行動を自然に後押しする事例が見られる。

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