2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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イントラネット

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : いんとらねっと

イントラネットとは

イントラネット(intranet)のイントラ(intra)は「内部の」という意味を持ち、直訳すると「内部ネットワーク」となる。インターネットに対して、企業や研究所など内部ネットワークのことを指す。

イントラネットでは、インターネットと同じくTCP/IPプロトコルを利用したIPネットワークをベースに、HTTPによるWWWシステム、POP・SMTPによる電子メールシステムが構築される。したがって、ユーザーは、通常使用しているWebブラウザーやメーラーを利用してインターネットと同じように操作することができる。その反面、セキュリティ対策を十分にしておかないと、簡単に内部ネットワークに侵入されてしまうリスクが伴う。そこで、イントラネットがインターネットなどの外部ネットワークと接続する場合には、一般的にファイアウォールが中間に設置される。

イントラネットを拡張し、企業グループ、企業間の取引や情報交換を行うといったネットワーク形態も構築されており、このようなネットワークを、「外部の(Extra)」ネットワークという意味で、「エクストラネット」と呼んでいる。しかし、イントラネットやエクストラネットは、企業情報システムの形態の1つとして完全に定着したため、死語になりつつある。