ITスキル標準とは
英語ではInformation Technology Skill Standardと表記され、それを略して「ITSS」と呼ばれることが多い。また、「ITスキル・スタンダード」と呼ばれることもある。
ITSSは、11職種35分野ごとに最大7段階のスキルレベルが設定され、レベルごとに必要な業務経験(達成度指標)や実務能力、知識(スキル熟達度)をまとめたもの。2002年に登場し、IT技術者の能力を客観的に比較できるということで、IT企業が人事や育成制度のひな型として利用してきた。
2012年3月に公表された「ITスキル標準V3 2011」で更新が止まっていたが、2017年4月にセキュリティ領域とデータサイエンス領域のスキル標準が「ITSS+」として公開された。セキュリティ領域は国家資格(情報処理安全確保支援士)が想定する業務を含んでいる。