2018年 8月20日公開

IT用語辞典

【アーカイブ記事】以下の内容は公開日時点のものです。
最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

JCL

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : じぇーしーえる
英語正式表記 : Job Control Language

JCLとは

Job Control Languageの略で、「ジョブコントロール言語」「ジョブ制御言語」とも呼ばれる。メインフレーム(汎用コンピューター)で使われるジョブ制御用のスクリプト言語の一種。メインフレームでプログラムを実行するために必ず必要なスクリプトで、OSに対する指示言語のこと。OSはJCLに記述されたジョブの名前や使用する装置の種類などを解読して処理を実行する。スクリプトは簡易的なプログラミング言語のことで、ジョブは一連のプログラムの流れのことを指す。

ジョブは、「ジョブ名」「プログラム名」「プログラムの格納場所」「プログラムを使用するためのメモリー容量」「使用するファイル名」「そのファイルの格納場所」「使用する出力装置」などの指示を、「ジョブステップ」と呼ばれる単位ごとに分けて作成する。こうしたJCLで記述された文を「ジョブ制御文」という。OSやバージョンによって機能や構文が異なる。

なお、WindowsのバッチファイルやUNIX系OSのシェルスクリプトにも自動的に処理する役割があるため比較されることが多いが、JCLはプログラム自体を使用するために必要不可欠であるという点で、似て非なるものである。

この記事を社内で共有し、課題解決のヒントにお役立てください

お客様マイページの「連絡ボード」機能を使って、同じ会社のメンバーと簡単にこのページを共有できます。社内で情報を共有し、組織全体の課題解決や業務効率の向上にお役立てください。

社内のメンバーに共有する(企業で共有する)

  • (注)連絡ボードを利用するには企業設定が必要です。