2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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JPCERT/CC

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : じぇーぴーさーとしーしー
英語正式表記 : Japan Computer Emergency Response Team/Coordination Center

JPCERT/CCとは

Japan Computer Emergency Response Team/Coordination Centerの略。一般社団法人「JPCERT コーディネーションセンター」の略称。インターネットによる不正アクセスの被害に対応するために設立された情報提供機関で、コンピューターセキュリティ関連情報の発信などを行っている。

国内のインターネットユーザーから寄せられるリソースの不正使用、サービスの妨害行為、データの破壊、意図しない情報の不正開示などの不正アクセス情報をまとめ、被害状況や手口を分析してWebページ(http://www.jpcert.or.jp/)で一般公開し、3カ月ごとに届け出件数と主な手口を発表している。

JPCERT/CCの主な活動は、「インシデント対応」「脆弱(ぜいじゃく)性情報ハンドリング」「インターネット定点観測システムの運用」「早期警戒」「国際連携」「アーティファクト分析」「制御システムセキュリティ」「国内の関係組織やコミュニティとの連携」の8つである。

「Computer Emergency Response Team」は「CSIRT (Computer Security Incident Response Team)」と呼ばれるコンピューターセキュリティ上の不具合に対する監視と原因解析、影響範囲の調査などを行う組織の名称である。