口座管理法
マイナンバーと預貯金口座をひも付けて管理する法律を口座管理法という。2019年に制定され、2024年4月1日に施行された。デジタル庁が口座管理法の管理と運営を担う。「預貯金者の意思に基づく個人番号の利用による預貯金口座の管理等に関する法律」の略称。
マイナンバーを利用して個人の口座情報を一元管理することで、給付金の迅速な受け取りや手続きの簡略化などのメリットがある。災害時に被災者の預貯金口座の情報を迅速に把握し、救助活動や支援といった被災者の生活再建がスムーズに行える仕組み作りに役立てる。相続の手続きの際に、相続人が手続きのミスや漏れなくスムーズに対応できるようになる。特に複数の銀行口座を持つ場合、口座管理法により、手続きの大幅な簡略化と効率化が見込まれる。
口座管理法に基づくマイナンバーと預貯金口座のひも付けは任意である。ひも付けを希望する場合は、預貯金者が金融機関にマイナンバーを届けるか、行政手続きをオンラインで行えるマイナポータルから申請する必要がある。