2026年 1月26日公開

IT用語辞典

ラテラルムーブメント

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : らてらるむーぶめんと
英語正式表記 : Lateral Movement

ラテラルムーブメント

ラテラルムーブメント(Lateral Movement)とは、攻撃者が企業のネットワークに侵入した後、ネットワーク内の別の端末やサーバーへ横方向に侵害を広げていく行動を指す。「lateral」は「横方向の」「左右に広がる」という意味を持ち、ラテラルムーブメントは「水平移動」とも訳される。

企業のネットワークは、一台の端末を起点に、同じ部署や同じ権限グループに所属する複数の端末が相互接続された構造をしている。攻撃者は侵入した端末を足がかりに、隣接する端末へ、さらにその先へと横方向に侵害範囲を拡大する。この「隣の部屋へ移動するような動き」がラテラル(横方向)と表現される。

ラテラルムーブメントの過程では、攻撃者はまずネットワークの構成や利用サービスを調査し、脆弱性を探索する。その後、OSやソフトウェアの脆弱性、あるいは窃取したID・パスワードを悪用し、別の端末やアカウントへの侵入を繰り返す。管理者権限を持つアカウントを奪取された場合、組織全体に深刻な被害が広がる危険性が高い。

近年では、侵入したアカウントを利用して社内ユーザーにフィッシングメールを送信する「ラテラルフィッシング」も確認されている。正規の社員からのメールに見えるため、利用者が騙されやすく、攻撃者の水平移動を加速させる点が問題となっている。

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