2022年 6月 7日公開

IT用語辞典

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レガシーシステム

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : れがしーしすてむ
英語正式表記 : Legacy System

レガシーシステム

レガシーシステム(Legacy System)は、「遺産」「受け継いだもの」の意味を持つ英語「Legacy」が語源。IT分野では、1980年代に普及したメインフレーム(大型汎用機)やオフコン(オフィスコンピューター)など、最新技術を適用しにくいシステムのことを指す。過去の技術や仕組みによって構築されているため、柔軟性や拡張性、機動性などが低減しており、「時代遅れのシステム」とも呼ばれる。

レガシーシステムには主に、次のような課題があるとされる。
(1)技術の老朽化(故障の危険性)
(2)システムの肥大化・複雑化
(3)システムの属人化・ブラックボックス化(構造が不明瞭)
(4)システムの非拡張性
(5)保守・運用コストの高騰

経済産業省が2018年に発表した「DXレポート ~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」では、約8割の企業がレガシーシステムを抱えているとしている。また、「IT人材が不足するなか、レガシーシステムの保守・運用にIT・ソフトウェア人材を割かれており、貴重な『IT人材資源』の“浪費”につながっている」と指摘し、レガシーシステムがDX推進の足かせになっていることを問題視している。

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