ロックインとは
利用中のサービスや製品をほかの同種の製品やサービスに変えづらい状態を「ロックイン」という。IT分野では「ベンダロックイン」と呼ばれ、特定の企業や製品に依存したシステムを構築した結果、他社製品への切り替えが難しくなる状態を指す。
ロックイン状態では、他のシステムに切り替えづらいだけでなく、システムの運用を外部に委託する場合、委託先が限定される可能性がある。また、使用中の製品が値上げされた場合も他社へのシステム移行が難しい状況では受け入れざるを得ず、コスト増につながる恐れがある。
これらを回避しやすくするために複数の企業の製品を組み合わせて使用したり、ある程度標準化された規格に基づく技術や製品を使ってシステムを構築したりするのも手段の一つである。
一つのサービスや製品を長く使い続けることで、ベンダーとの信頼関係の構築や充実したサポートを受けられるという利点がある。しかし、慣れ親しんだ製品であればあるほど、新しい製品に切り替えたときに使い方を覚え、習得する時間を負担に感じる。心理的コストは上がり、ロックイン状態に陥りやすくなる。
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