2018年12月17日公開

IT用語辞典

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ミラーサイト

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : みらーさいと

ミラーサイトとは

特定のWebサイトの情報の全部または一部をコピーし、運営者が認可する状態で公開されているWebサイトのこと。運営者の認可がない状態でミラーサイトを公開するのは著作権侵害に該当する。

もともとはアクセス数の多いWebサイトの管理者が、サーバーの負荷を低減させるために行ったのが始まりとされている。一つのWebサイトにアクセスが集中するとサーバーに負荷がかかるため、ミラーサイトを使ってアクセスを振り分け、負荷を低減させようとした。また、システム障害や契約転送容量超過を回避するため、メインサイトの停止時に利用できるようにミラーサイトを公開している場合もある。

かつてミラーサイトは、SEO目的で利用されることも多かったが、検索エンジンの精度が上がったことにより、最近ではその効果が薄くなったといわれる。ちなみに、検索結果の上位に表示させるために、既に公開されているWebページをコピーする行為を「スクレイピング」、スクレイピングを行う人間を「スクレイパー」と呼ぶことがある。