モダンPC
日本マイクロソフトが提唱する、最新機能を搭載したパソコンの総称。厳密な定義はないが、一般的には起動が高速で、軽量・薄型であることを重視したノートパソコンを指す。具体的な必要条件としては、2-in-1デタッチャブル(取り外しできる)、2-in-1コンバーチブル(変形できる)、ウルトラスリム(18mm以下)、オールインワンのいずれかをデザインに採用していること。さらにパフォーマンス面では、ストレージがSSD、SSD+HDD、eMMC、Intel Optane+HDDのいずれかであることが挙げられる。
2020年1月のWindows 7のサポート終了に伴い、買い替え需要を促進するための方策の一つと指摘する声もあるが、その特長としては主に次のようなものがある。
(1)記憶装置にSSD等を搭載
記憶装置には、従来のHDDに代わり、SSD(Solid State Drive)、eMMC(embedded MultiMediaCard)を搭載。HDDに比べて起動速度が速く、画像処理や読み書きも高速で、マルチタスクでもストレスなく使用できる。また、モーターなどの駆動部分を持たないため、HDDよりも衝撃に強い。
(2)顔・指紋認証を搭載
起動時には、スマートフォンなどでなじみのある、顔や指紋による認証でサインインが可能になった。
(3)最新のOfficeを搭載
操作アシスト機能を利用すれば、使用したい機能をすぐに検索できる。また、スマート検索を利用すれば、Webブラウザーを起動しなくても、入力した用語の定義などを調べることができる。
(4)持ち運びが簡単
薄くて軽いボディーで、バッテリー容量も大きいので、外出先へ気軽に持ち運べる。