ネットイナゴ
ブログや掲示板のエントリーに対し、「こいつクズだな」などといった内容や、個人情報らしきものを大量に書き込み、「炎上」と呼ばれる状態に陥れる人のこと。他人のブログや掲示板を炎上させることを、大量発生した「イナゴ(蝗)」が畑の作物を食い荒らす「蝗害(こうがい)」になぞらえ、書き込むユーザーを「ネットイナゴ」と呼ぶようになった。
「自分が正しい」「悪を正すために行動している」といった根拠のない正義感で書き込むタイプ、興味本位や愉快犯的に書き込むタイプなどがいる。産経新聞のコラム「ネットウォッチング」では、ネットイナゴのことを「『祭り』に群れ集う人々に対して『ネットイナゴ』なる言葉が用いられるようになったが、『ネット右翼』として、若者の右傾化に関連付ける議論よりは、よほど適当な表現に思える。イナゴには悪意も善意もない。あるのはただ食欲のみだ」としている。
有名人や一般人のブログの不用意な発言や画像などを拾い、それらに対して指摘や反論をするが、コメントの数が増えるにつれて過激になり、度が過ぎた非難や中傷、人格攻撃に至ることが多い。