2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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netstat

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : ねっとすたっと
英語正式表記 : Network statistics

netstatとは

Network statisticsの略。TCP/IPネットワークの通信状況を調べるコマンド。netstatコマンドは、ネットワーク接続、ルーティングテーブル、各種ネットワークインタフェースなどの問題点を把握し、トラフィック量を調べ、ネットワークの性能を測定する仕組みで、UNIX、Unix系、Windows NT系オペレーティングシステムで利用することができる。

netstatコマンドをオプションなしで実行すると、何らかの通信が始まったTCPのポートを一覧表示し、現在使われている通信セッションの状態を知ることができる。TCPのポートの状態は「ESTABLISHED(通信中)」「LISTENING(待ち受け中)」「TIME_WAIT(終了待ち)」「CLOSE_WAIT(通信終了)」などで表示される。

netstatコマンドの代表的なオプション(パラメーター)としては、使っているポートを待機中のものも含めてすべて表示する「-a」、各コネクションやlistenポートに対応したプログラム名を表示する「-b」、Ethernetでやりとりしたデータ量を表示する「-e」、TCP/IPのルーティング情報を表示する「-r」、TCP、UDP、IPの各プロトコルでやりとりしたデータ量を表示する「-s」などがある。