NFT
NFTとは、「Non Fungible Token」の頭文字を取った略語で、日本語では「非代替性トークン」と訳されることが多い。「非代替性」は、「代替できない」「唯一無二の」という性質を表す。「トークン」は、直訳では「しるし」「証拠」「証明」といった意味で、近年ではブロックチェーン技術によって発行された電子的な証票を指すなど、多義的に用いられるようになっている。したがって、NFTとは、端的には「唯一無二であることを証明できるデジタルデータ」ということができる。
インターネットの普及により、誰でも気軽に画像や動画、音楽などのデジタルデータを扱えるようになった。しかしその反面、第三者がデータを勝手にコピーして複製したり、改ざんして頒布したりすると、データの正当な所有者が誰なのかが分からなくなってしまう。そこで、ブロックチェーン技術によりデータの所有を証明できるようにしたことで、そのデータを唯一無二のものとして扱えるようになり、データに希少性が生まれるようになった。その希少性により、アートやキャラクターなど、一部のNFTは高額で取引され、資産価値を持つようになっている。また、安価で手軽に取引できるトレーディングカードのようなNFTも登場している。
2021年、アメリカのアーティストであるビープル氏の『Everydays - The First 5000 Days』というコラージュ作品が、デジタルアートの過去最高額である75億円超で落札されて話題になり、NFTブームが巻き起こっている。
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