2022年 2月21日公開

IT用語辞典

【アーカイブ記事】以下の内容は公開日時点のものです。
最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

ノーコード

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : のーこーど
英語正式表記 : No Code

ノーコード

ノーコード(No Code)とは、プログラミング言語でソースコードを記述する代わりに、開発ツールを用いてWebサイトやアプリなどを開発する手法のこと。ノーコード開発用のプラットフォームから提供されるツールを使い、パーツやテンプレートなどを組み合わせるだけで、Webサイトやアプリなどを開発できる。操作もマウスによるクリックやドラッグアンドドロップなどで行えるため、専門知識や技術のない非エンジニア系の人でも利用でき、注目されている。

ノーコードの概念自体は新しいものではなく、今ではオフィスソフトとして多く利用されているマイクロソフトの「Word」や「Excel」もノーコードツールであり、「ホームページ・ビルダー」や「FrontPage」「WordPress」「Wix」などもその流れをくんでいる。

ノーコードには、開発コストや時間の削減、既存システムを使うことによるバグやエラーの低減といったメリットがある。反面、パーツやテンプレートなどが開発ツールに依存するため、自由度や拡張性などが低く、複雑な機能の実装が求められる大規模システムの開発には不向きなほか、プラットフォーマーによるサービス終了のリスクもある。

現在、Googleやマイクロソフトなどがノーコード開発の企業を買収し、Amazonも独自の開発ツールを提供している。日本でも、エンジニア不足への対策などから、ノーコード開発の拡大が見込まれている。なお、一部のソースコードを用いることで拡張性や機能性を高めるローコード(Low Code)という開発手法もあり、2024年までにアプリ開発の65%以上をノーコードとローコードが占めるという予測もある。

この記事を社内で共有し、課題解決のヒントにお役立てください

お客様マイページの「連絡ボード」機能を使って、同じ会社のメンバーと簡単にこのページを共有できます。社内で情報を共有し、組織全体の課題解決や業務効率の向上にお役立てください。

社内のメンバーに共有する(企業で共有する)

  • (注)連絡ボードを利用するには企業設定が必要です。