オープンソース
ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを無償で公開し、誰でも自由にそのソフトウェアを使用、複製、改良、再配布できるようにすること。または、その考えに基づいて公開されたソフトウェアのことを指す。英語の「Open Source Software」の頭文字をとって「OSS」と呼ばれることもある。
オープンソースのメリットとしては、誰でも自由にソフトウェアを改良して再配布できることで、より精度の高いソフトウェアが開発される可能性が高まることが挙げられる。また、多くの人が改良を行うことで、ソフトウェアの認知度が高まり、普及しやすくなることもある。一方、バグや不具合などが発生したときに、開発元に責任を問えず、自らが修正などを行わなければならず、対応が遅れるリスクがある。オープンソースは、これらのメリットとデメリットを踏まえて利用することが重要である。
代表的なオープンソースとして、Mozillaが開発するWebブラウザー「Firefox」とメールソフト「Thunderbird」、Microsoft Officeと互換性が高い「Apache OpenOffice」などがある。Webコンテンツの管理システム(CMS)である「WordPress」もオープンソースの一つである。