運用管理ソフトとは
コンピューターや通信機器などの稼働状態を一元的に監視したり、異常が発生したりしたときに関係者に通知を行うほか、それらの運用および保守作業の効率化を図るためのソフトウェアのこと。
「メインフレーム」や「オフコン」などが主流だった時代は、メーカーが個別に提供する運用管理ソフトが使われていたが、最近では複数メーカーのサーバーやOS、メインフレーム、ネットワークを監視できる統合型の運用管理ソフトが主流になっている。
運用管理システムはメーカーによって特長が異なる。例えば、日立製作所の「JP1」はジョブの管理にたけており、クライアント環境の運用管理でも豊富な機能を持っている。富士通の「Systemwalker」は、サーバー同梱(こん)の運用管理ツールと親和性が高いのが特長である。また、マイクロソフトの運用管理ソフトウェア「Microsoft System Center」は、物理サーバー、仮想サーバーに加え、クライアントパソコンの仮想化環境も視野に入れられている。
大企業や中堅、中小の上位企業においては、社内の分散したITリソースをいかに効率よく管理するかが課題となっている。そのため、運用管理ソフトが果たす役割は今後ますます大きくなると予測されている。
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