部品トレースシステムとは
自社製品に利用している部品の仕入れ先などの情報を追跡できるシステム。ちなみに「トレース」とは、「跡(を付ける)、形跡、証拠、小道、なぞる、たどる、追跡する」などの意味を持つ英単語。
2011年に発生した東日本大震災とタイの洪水により、部品や原材料の仕入れ先が被災し、企業の生産がまひするケースが相次いだ。これを契機に、部品トレースシステムの重要性が再認識され、多くの企業が導入するようになった。
部品トレースシステムの目的は、トレース情報を見える化することで、震災などの非常事態が発生した際に、生産に影響を及ぼす部品や原材料の存在を短時間で把握できるようにすることにある。また、品質やコスト、有害物質の使用の有無といった情報もあわせて登録することで、原価低減活動や環境対策の手がかりにするなど、平常時にも役立つシステムを構築する企業もある。
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