PCIとは
PCIとは、「Peripheral Component Interconnect」の頭文字を取った略語。デスクトップパソコンの機能を拡張するための「拡張カード」を接続するための規格である。1992年にIntelによって開発されて以降、改良が進められ、それまでPC/AT互換機に標準的に搭載されていた「ISA(Industry Standard Architecture)」に代わる規格として普及し、一般的なデスクトップパソコンに搭載されていった。
PCIで接続する拡張カードを「PCIカード」、PCIカードをパソコン内部の主基板(マザーボード)に差し込む端子を「PCIスロット」と呼ぶ。PCIカードの主な機能には、高度なグラフィックの表示や演算、ネットワークの高速化、無線LANへの接続、音声の再生や録音、テレビ映像の受信や録画、USBポートの増設などがある。
PCIにはより高いパフォーマンスが求められるようになり、2003年に後継の「PCI Express」が登場。現在ではPCI Expressが主流となり、PCI Express 1.1が策定されて以降、転送速度などが改良されてバージョンアップが図られている。(初版:2018年8月20日)
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