2019年 5月20日公開

IT用語辞典

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公開鍵暗号

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : こうかいかぎあんごう

公開鍵暗号とは

「公開鍵」と「秘密鍵」という二つの鍵を利用して暗号化・復号化を行う暗号方式。これに対し、暗号化と復号化に同じ鍵を使う暗号方式を「共通鍵暗号」という。

一般的に、受信側が公開鍵と秘密鍵を持ち、公開鍵は誰でも取得できるオープンな鍵であるのに対し、秘密鍵は受信側のみ保持している鍵である。公開鍵で暗号化されたものは、対になっている秘密鍵でしか復号化できない。また、秘密鍵で暗号化されたものは、対になっている公開鍵でしか復号化できない。秘密鍵の管理を厳重に行えば、万が一、悪意のある第三者に公開鍵を入手されたとしても秘密鍵がない限り解読できないため、例えば暗号化された文書の内容が漏れるリスクを大幅に削減できる。そのため、公開鍵暗号方式は、オープンなネットワークであるインターネットに有効な方法として広まった。

もともとは1976年、ホイットフィールド・ディフィー氏とマーティン・ヘルマン氏によって基本原理が考案された。公開鍵暗号方式には幾つか種類があるが、初めて実用化された公開鍵暗号方式であるRSAや、RSAより少ない計算量でRSAと同等の安全性を確保できるという「楕円(だえん)曲線暗号」が用いられるケースが多い。