PWA
「Progressive Web Apps」の頭文字を取った略称。2015年にGoogleからリリースされ、Webサイトをモバイル端末でネイティブアプリのように動作させる仕組みのこと。Webサイトとネイティブアプリの両方の良さを兼ね備えている。ネイティブアプリとは、AndroidやiOSなどOS上で直接動作するアプリのことをいう。PWAを導入しているWebサイトには「Twitter Lite」「日経電子版」「SUUMO」「タウンワーク」などがある。
PWAを実装すると、モバイル端末のホーム画面にアイコンが追加され、ユーザーにプッシュ通知で配信できるようになる。また、GPS機能を利用できるため、ユーザーの位置情報に応じたコンテンツの提供も可能になる。さらには、キャッシュ機能により、オフラインでもWebサイトを閲覧できるなど、さまざまなメリットがあり、UX向上やユーザーエンゲージメントの改善につながるともいわれている。
一方、アプリストアに登録されていないと新規ユーザーに接触できない、既存のアプリがあると管理の手間がかかるといったデメリットも指摘されている。