検収とは
一般的には、納入品が発注の通りの内容であるかを確認して受け取ること。システム開発においては、システムが仕様に合致しているかを確認する検査を指す。
検収は受注者から発注者へと責任が移る分岐点であるため、発注者は念入りに実施することが重要だ。要望したシステムが盛り込まれているかという点だけでなく、不要な機能が盛り込まれていないかも確認する。また、予期せぬエラーは、ある一定期間は発見されない可能性もあるため、正常の処理だけでなく、エラー処理や例外処理の確認も必要となる。
検収後に問題点が発見されたときは、契約時に定めた保証期間内であれば、追加料金なしでベンダーが修正を行う。保証期間が過ぎてから不具合が発生した場合の費用は、原因がプログラム瑕疵(かし)にあれば受注者負担、仕様に問題があれば発注者負担になることが多い。